このユザーンさんとハナレグミのやつで、
「君の街ごと爆破したい」
っていうくだりがすごい好き。
途中まで切ないラブソングっぽいんだけど、え、こいつとんでもねえテロリストじゃん…。みたいな。
でもわかるよね。わかる。
私の友人K氏39歳は会うたびに違う女の子に手を出してるような天性のオッパッピー野郎なんですが、そんな彼が最近「さすがに恋愛はもう疲れるからできねえな」って言ってました。
うんわかるよ。
まあでもK氏そもそも既婚だけどな。
この歳になると異性関係はあっても恋愛という感じではないんですよねもう。
なんていうか、私が思うにそういう「胸を締め付けられる」類の恋愛って20代までのもので、30代は端的に言うと結婚かセックスの2択なんですよ。
で、その中間に友情があります。
その結婚とセックスのあいだの友情じみた何かが、すれたアバズレの感覚でいう恋愛なんじゃないかと思うんだよね。
胸苦しさを伴わない、もっと合理的なもの。
だって「キャピィ〜〜!スキ〜〜〜!!!(はあと×5)」みたいなの普通に無理じゃんもう。酸いも甘いも地獄も見た後の独身貴族たちにとっては。
いやあくまで私個人の感覚ですが。
恋愛ってほら、楽しい時は最高なんだけど、時として「コイツの街ごと爆破して永遠に草ひとつ生えない荒れ地にしてやる(呪)」、みたいな気持ちになることがあるじゃないですか。
え?ならない?
ほんとに?
私なんてもう何万平方メートル爆破したかわかんないよ、心の中でだけど。
だからそういう恋焦がれて云々みたいなものって、歳とともに終わらざるを得ないんですよね。
だって疲れるじゃん30代も半ばで爆破するしないの騒ぎとかさあ。
て、今は思っているわけなんだけどね。
でも人間て20〜30年くらいのサイクルで、破壊と創造を繰り返すのかなって気もするんですよ最近。
個人差はあるけど。
10代〜20代は親や学校から教わった価値観に基づいて、能力や思想をつくりあげていくサイクルで。
でも30くらいからって逆にそれを一旦ブッ壊すサイクルに入る。
そんで教えてもらったこととか全て手放して、そこからやっと自由に自分てものを構築していくんだと思うんです。
でもそれがまた40代とか50代とかライフステージが変わると、自分でつくり上げたと思ってたものをまた手放さなきゃいけなくなる時が来ると思うんだよね。
んで玉ねぎの皮を剥くみたいにペロペロと要らなくなったものを捨てていって、最後はゼロになって死んでいくんだと思うの。
て、話がそれてよくわかんなくなったが…。
まあだから私も今こんな冷めたこと言ってるけど、そのうちまた誰かの街を爆破するのかもね!(はあと)